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オープンアクセス
ORCID
九州大学附属図書館では、「九州大学オープンアクセス方針」による研究成果の公開の成果を最大限に高めるために、研究者の皆さまがORCID iDを取得することを推奨しています。
ORCID(オーキッド)とは
ひとりひとりの研究者に世界で一意の識別子(ID)を与えることを目指す国際的な非営利組織です。
ORCIDは、同姓同名を含めた名寄せ問題を解決するためのIDや、研究者が個人で管理できるプロフィールシステムを提供し、様々なシステムとの連携を進めることで、研究者を中心とする研究コミュニティー全体の労力を軽減するためのインフラとして機能しています。
出典:https://orcid.org/content/collect-connect
ORCID iDを取得しよう
ORCID iDは、ORCIDによって与えられる研究者個人のIDです。
ORCID iDは16桁の数字で構成されています。(IDの形式 0000-0000-0000-0000)
iDの前に「http://orcid.org/」をつけたURLにブラウザでアクセスすると、そのiDを持つ研究者のプロフィール画面が表示されます。
例 http://orcid.org/0000-0003-0307-9482 (九州大学人文科学研究院 宮本一夫教授)
ORCID iDは、簡単に、無料で登録することができます。
ORCID iDが役に立つ理由
【ORCID iDについて】
- 自分の業績を、同姓同名の他の研究者の業績と混同されることなく、正確に認識してもらうことができます。所属機関の異動、結婚の際の改姓などによってORCID iDは変更されません。所属機関や氏名表記を複数登録することもできます。
【プロフィール表示】
- ORCID iDを取得すると、サイト上にORCIDレコードと呼ばれるユーザ個別ページ(アクセス制限も可能)が作成され、自身のプロフィール、研究業績、研究助成金の情報など、過去の業績リストを提示することができます。
- 新しいポストや研究助成金に応募する際に、ORCID iDを申請することで、簡単に自分の研究業績を伝えることができます。
- ORCID APIを活用することで、様々なプロフィールサイトや投稿システム等に、自身の情報や業績リストをインポートすることができます。
参考 researchmap http://researchmap.jp/public/FAQ-1/
【プロフィールの自動更新】
- 論文の投稿時にORCID iDを申請することで、論文出版後に、自身のORCIDレコードに業績情報が自動的に追加されます(Auto-Update機能。CrossrefやDataCiteから論文のDOIが付与された場合)。
【ORCID iDでの情報検索】
- ORCID iDでScopusやPubMed等のデータベースを検索すれば、簡単に研究者ごとの論文リストを作成することができます。
ORCID iDは世界中に浸透しています
2019年10月現在で730万人以上の研究者がORCID iDを登録しており、世界中の出版社・助成機関・大学等で活用されています。
- 学術雑誌に論文を投稿する際にORCID iDの申請が必須となっている出版社が増えてきています。
例 The Royal Society、Science (AAAS)、IEEE、PLOS、EMBO、Wiley、ACS、日本疫学会 - 助成金の申請の際にORCID iDの申請が必須となっている助成機関が増えてきています。
例 Wellcome Trust、Department of Transportation(米国)、FCT(ポルトガル) - 欧米を中心に、大学・国レベルでORCID iDを導入する事例も増えてきています。
非営利組織であるORCIDの活動は、世界中のメンバー機関(有料会員)の支援によって支えられています。日本でも複数の大学等の研究機関、研究助成機関、学協会、企業が参加し、コンソーシアムの設立も予定されています。
参考 https://orcid.org/members
問い合わせ先:
附属図書館eリソース課リポジトリ係
Tel: 092-802-2459
Mail: qir@jimu.kyushu-u.ac.jp
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