オンライン版 友邦文庫

社団法人中央日韓協会と財団法人友邦協会によって収集された、植民地期朝鮮の貴重資料を多数含む資料群です。
原本は学習院大学東洋文化研究所に所蔵されており、政策立案にあたってのメモや報告書類、朝鮮総督府官僚や総督府関係者たちが残した内部資料など、植民地統治政策の実態を窺わせる資料が収録されています。
第一部 総督府予算書等(帝国議会説明資料)・渡辺忍文書
「予算」の水田といわれた、総督府財務局長水田直昌が残した予算関係資料(帝国議会説明資料)と、農林局長を務めた渡辺忍が残した文書「渡辺忍文書」で構成される。帝国議会説明のために作成された資料群は、経済・治安・学務など、朝鮮統治全般におよぶ内容であり、総督府の政策を知るうえで、不可欠な資料といえる。また、「渡辺忍文書」には、当時の農村の実態を記す農林業関係をはじめ、道知事会議、東洋拓殖株式会社関連、 朝鮮軍司令部資料など多様な資料が残されている。
第二部 朝鮮総督府本府・地方庁資料
本府・中央資料から朝鮮各道など地方庁まで、総督府の行政資料を収録。近藤靱ー(京城日報社)旧蔵資料も収録し、第一部の「総督府予算書等」に含まれていない予算関係資料も含む。