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平成22年度
総括
研究開発の総括
大学における学術情報の収集、加工、蓄積、提供及びその他図書館が行う学習・教育・研究支援活動の改善に関する事項のうち、九州大学附属図書館研究開発室において行う課題を指定し総括するとともに、ライブラリーサイエンスに関する教育システムの調査・研究を行う。
I 将来計画に関する分野
1 統合移転後の新図書館計画に関する調査研究
新中央図書館建設に向け、必要とされる図書館機能及びそれらを実現するための施設設備・サービスに関する調査研究を行う。
2 海外の大学図書館に関する調査研究
海外、特にアジア諸国の大学図書館との図書館間交流の推進についての調査研究を行う。
3 図書館職員の専門性育成に関する調査研究
九州大学が所蔵するコレクションをはじめとした資料群について、その由来や内容、価値についての調査研究をおこなうとともに、その過程のなかでサブジェクトライブラリアンとしての職員の専門性育成を図っていく。
4 学習・教育活動との連携に関する調査研究
大学の学習・教育活動と連携した新たな教育支援サービスについて、教材開発センターとの協働により調査研究を行う。
5 図書館マーケティングに関する研究開発
利用状況の分析を基にした図書館マーケティングと、それを活用したサービス・利用環境の改善、新たなサービスの創出に関する研究開発を行う。
II 電子図書館システムに関する分野
6 学術情報リポジトリに関する研究開発
学術情報リポジトリのコンテンツ拡充及び発信機能強化のため、機能の高度化、システム間連携、検索システム等に関する研究開発を行う。
7 教員・学生のコミュニティ及びコンテンツ形成に関する研究
学生や教員、または研究者同士のコミュニティを中心とした活発かつ効果的な教育研究のために、SNS(Social Networking Service)システムを基盤とした新機能の研究開発を行う。
8 RFIDによる図書館システムに関する研究
図書館業務の効率化及び新たなサービスの創出のため、RFID(Radio Frequency Identification)を用いた図書館システムや利用状況の調査、及び無線通信技術に関する調査研究を行う。
9 eリソース流通基盤に関する研究開発
図書館サービスと大学の利用者認証基盤との連携や電子コンテンツ流通に関する研究開発を行う。
III コンテンツ形成・発信に関する分野
10 著作権問題に関する調査研究
図書館サービス全般における著作権問題の解決を図るとともに、学術情報発信及び教材作成等における著作権問題について調査研究を行う。
11 貴重資料の画像及び書誌データベース作成に関する調査研究
本学が所蔵する貴重資料等の調査を行うとともに、そのデータベース作成におけるコンテンツ形成及びシステム・インターフェース構築に関する調査研究を行う。
12 資料保存に関する調査研究
本学が所蔵する資料の調査や、保存・管理態勢に関する調査研究を行う。