濱文庫から冰心の自筆完全原稿を発見

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中里見敬教授(九州大学大学院言語文化研究院, 附属図書館研究開発室員)らの研究グループは、附属図書館の濱文庫が所蔵する『春水』手稿本(原稿)について、現代中国の著名作家・冰心の自筆原稿であることを、執筆から95年後に確認しました。冰心22才のときに書かれたこの原稿は、現存する冰心手稿の中で最も早い時期の完全原稿で、中国現代文学の第一級の原資料です。

昨年公開された周作人(1885-1967、魯迅の実弟、北京大学教授)の1939年の日記に、『春水』手稿本を濱一衛(1909-1984、はま・かずえ、九大名誉教授)に贈る旨記されていたことから、濱文庫に所蔵される『春水』手稿本の由来が判明しました。また、『春水』出版時に周作人が編集を担当していたことから、この原稿が冰心による自筆原稿であることが確実になりました。

本研究成果は科学研究費補助金の支援を受けたもので、2017年6月20日に北京の中国現代文学館が発行する学術誌『中国現代文学研究叢刊』2017年第6期に掲載されました。

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