『金光明最勝王経』学外での展示情報:「令和7年新指定国宝・重要文化財」展

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国の重要文化財に指定されることになった九州大学附属図書館所蔵『金光明最勝王経』が、京都文化博物館で開催される「令和7年新指定国宝・重要文化財」展で展示されます。

「令和7年新指定国宝・重要文化財」展
会期:2025年4月19日(土)~5月11日(日) 
場所:京都文化博物館 2階総合展示室

『金光明最勝王経』こぼれ話

『金光明最勝王経』は九大以外にも数点残っており、特に有名なのは、国宝の西大寺本です。

九大所蔵『金光明最勝王経』の旧蔵者であった春日政治先生は、かつて、西大寺本に付された訓点の研究に取り組まれていました。
その初めての成果(※1)は、九大法文学部(※2)の10周年記念論文集で発表されました。

昨年度2024年度は、九大法文学部創立100周年記念の年でした。
九大の『金光明最勝王経』が重要文化財となることが決まったのも、2024年度。
偶然にも、節目の年が重なったことになります。

 

(※1)春日政治「西大寺本金光明最勝王經の白點について」『十周年記念哲學史學文學論文集』九州帝國大學法文學部
(※2)九大法文学部は、現在の九大人文社会科学系4学部の前身で、1924年に創立されました。
     春日政治先生は、第2代学部長として法文学部の礎を築き、法文学部で最初の名誉教授になられました。


※こぼれ話の内容は、人文科学研究院 蛭沼芽衣 助教にご教示いただきました。

 

【お問い合わせ先】
九州大学附属図書館 図書館企画課企画係
TEL:092-802-2471
Mail:tokkikaku@jimu.kyushu-u.ac.jp

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