人体・病をみる・みせる

人体・病をみる・みせる


このページは医学図書館にて開催の「人体・病をみる・みせる」展示(令和7年11月10日(月)~令和8年2月27日(金))を電子展示として再構成したものです。

ご挨拶

 当館では、7000点余りにのぼる貴重古医書を所蔵しております。

 このたび新たに、本学耳鼻咽喉科初代教授 久保猪之吉の収集した古医書が久保記念館より移設され、当館で保管されることとなりました。

 洋の東西も専門分野も問わない多様な古医書からは、久保猪之吉先生をはじめ、医学部の先人たちの幅広い知的関心が伺えます。

 これらの古医書の中には、人体の構造や病気の症例、その治療法などを、図や絵で示したものも少なくありません

 今回は「人体・病をみる・みせる」展と題して、20点余りの資料を展示いたします。全体は「人体」「病」「治療法」の3章から成り、各章に西洋・東洋の古医書を配置しております。

 西洋の古医書は主に16世紀から19世紀に刊行されたものです。実物の大きさや図版の精細さを体感していただければと思います。

 東洋の古医書は主に江戸時代の日本で書かれたものです。精緻なものからユニークなものまで、多様な資料をご覧いただけます。

 これらの古医書に加えて、医学部病理学教室 人体・病理ミュージアムの協力のもと、ムラージュ(蝋製模型標本)も併せて展示いたします。

 展示を通じて、人体・病の知を先人たちがいかに伝えようとしたのか、その軌跡を感じていただければ幸いです。

九州大学医学図書館長 小田 義直






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