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江崎文庫
目録データ・画像データへのリンク
概要
農学部教授江崎悌三博士旧蔵の本草学関係資料。江崎教授没後、農学部と附属図書館でそれぞれ購入された。
・農学部受入分
昭和38年頃から51年頃にかけて随時昆虫学研究室と彦山生物学実験施設が江崎シャルロッテ夫人より共同購入した。
昭和56年3月に、平嶋義宏氏寄贈分が追加されている。
一部の貴重書につき、西欧農学古典文庫とともに中央図書館の貴重書庫に排架。
それ以外の研究室から附属図書館に返却された資料は理系図書館3Fに排架。
・附属図書館受入分
昭和54年に、本草学関係の和漢古書722冊(一部洋装本・雑誌)につき、附属図書館が江崎教授ご息女手島るり氏から購入した。
農学部受入分の貴重書とともに中央図書館貴重書庫に排架。
受入
主な資料種別: 和本、和書、洋書
分野: 農学、昆虫学、本草学
旧蔵者蔵書印:「江﨑昆蟲学文庫」「TEISO ESAKI BIBLIOTHECA ENTOMOLOGICA」
文庫印:「江崎文庫」(農学部購入分)
分類:NDC
江崎悌三(1899-1957)
昆虫学者、動物分類学者。九州大学農学部長、日本学術会議会員、日本昆虫学会会長、日本鱗翅(りんし)学会会長などを歴任した。水生半翅類分類の世界的権威で、国際昆虫学会議常任委員として国際的に活躍し、また、日本とその近隣のチョウ、ミクロネシアの動物相、ウンカの生態などの研究で大きな貢献を果たした。1933年に蝶類同好会の席上で「国の花が桜であるように、国の蝶があってもよいではないか」と持ちかけ、日本の国蝶にオオムラサキを提唱した人物としても知られる(一旦この話は立ち消えとなり、1957年に日本昆虫学会で選定された)。
江崎悌三博士年譜
1899年 東京に生まれる
1923年 東京帝国大学理学部動物学科卒業
九州帝国大学農学部助教授に着任
1924年 昆虫学研究のため、渡欧
1928年 ドイツにおいてシャルロッテ・ヴィッテと結婚する
在外研究より帰国
1930年 九州帝国大学教授に任ぜられる
1948年 九州大学農学部長に補される(-1950)
1950年 動物命名法国際委員会委員に選ばれる
1951年 日本昆虫学会会長に就任。以後、没年まで歴任する。
1955年 九州大学教養部長を命じられる(-1957)
1957年 肺癌のため、福岡県大宰府町(現太宰府市)の自宅で逝去。享年58歳。勲二等に叙し、瑞宝章を授かる。特旨を以って正三位に叙せられる。
参考文献
- 石蔵甚平「九大における科学史文献」(『図書館情報』2(12),1966)
- 笹川滿廣「『虫の文化史』追補」(『京都府立大學學術報告. 農學』34,1982)
- 『江崎悌三著作集』思索社,1984
- 平嶋義宏「江崎文庫」(『九州大学百年の宝物』丸善プラネット,2011)
配架場所
中央図書館貴重書室 理系図書館3F開架
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