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青木家文書
目録及び電子画像
概要
福岡藩医青木家の文書123点。医学史料、中世文書(赤尾家文書)の写、近世文書、詩文等からなり、医学史、中世史、地域史、文学史研究上貴重な資料が含まれている。
附属図書館研究開発室員のミヒェル・ヴォルフガング氏の調査により、その資料的な価値の高さが明らかとなり、2015年、福岡市博物館市史編纂室による調査・電子化が実施され、画像・目録情報が九大コレクション上から公開された。
福岡藩医青木家について
近代に編纂された系譜(番号1-1)によれば、青木家は豊臣秀吉家臣で越前北ノ庄城城主青木一矩を祖とし、関ヶ原の戦いで青木家が改易されると、一矩の子の一宗が九州に下り、筑後国御井郡府中町に住んだと伝えられている。一宗は豊前国赤尾大炊頭の娘を妻としていることから、赤尾家(1580年に落城して滅びた豊前宇佐郡光岡城主)の文書を青木家が伝承しているものと思われる。
長崎で南蛮流の医学を学んだ青木道琢(号雕山、1640~1700)が名医として盛名を得て以降、代々黒田藩主の侍医をつとめた。
なお、青木道琢の肖像画(青木雕山肖像画讃幅)は福岡市博物館に収蔵されている。
参考文献
ミヒェル・ヴォルフガング解説「気流れる身体」(『東西の古医書に見られる身体』、1998)
『福岡県碑誌』筑前之部(大道学館、1929)
配架場所
医学図書館貴重書庫
利用注記
医学図書館閲覧係に「貴重図書等閲覧願書」を提出の上ご利用下さい。
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