第59回貴重文物展示・講演会「17世紀の日欧交流における医学と医療」を開催

医学

 附属図書館では、第59回九州大学附属図書館貴重文物展示「17世紀の日欧交流における医学と医療」(2022年10月6日~2023年3月31日)の関連講演会を2022年10月27日に医学図書館アクティブラーニングルームを会場として開催しました。本展示・講演会は、附属図書館創立100周年と、2022年10月に改修を終えた医学図書館のグランドオープンを記念して実施するものです。 
 今回の展示では、ヴォルフガング・ミヒェル本学名誉教授により蒐集された医学・薬学・本草学関連の古書群(ミヒェル文庫)を中心とした約50点の資料が、改修を経て新しくなった医学図書館展示室に並びます。

医学図書館展示室 
          医学図書館展示室                    展示資料

 講演会では、展示監修も務めていただいたヴォルフガング・ミヒェル名誉教授に、数多くの東西の版本・写本を蒐集し読み解く中で明らかになった、17世紀のヨーロッパと日本の医学交流の軌跡についてご講演いただきました。
 講演会は対面・オンラインのハイブリッド形式で実施し、学内外から73名(対面28名、オンライン45名)と多くの方にご参加いただきました。参加者からは「東西の文献に精通されているミヒェル先生の知識量に圧倒されました。自宅でこのような講演を視聴できたことに感謝申し上げます。」「九州大学の蔵書類でこのような講演会を行うというのはとても貴重かつ有意義だと思います。」といった声が聞かれ、大変好評でした。講演会終了後に行ったギャラリートークも盛況で、ミヒェル名誉教授に熱心に質問をする来場者の姿も多くみられました。

 
           講演会                      ギャラリートーク

展示会は2023年3月31日まで(平日9:00~17:00)医学図書館展示室にて開催しています。
また、附属図書館Webサイトにて同内容の電子展示も公開しています。

〇お問い合わせ
 九州大学医学図書館参考調査係
 E -Mail:tiasanko@jimu.kyushu-u.ac.jp


本企画は、「九州大学デジタル資料整備事業」で頂いた寄附金により運営しています。
一定金額以上ご寄附いただければ、今回のミヒェル文庫資料を含め、デジタル化したい貴重書を指定することもできます。
ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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