附属図書館所蔵資料のデジタル画像が活用しやすくなりました(国際規格IIIFに対応)

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(左:福岡城下町・博多・近隣古図、右:福岡・博多鳥瞰図

このたび、九大コレクションがデジタルアーカイブの国際規格IIIF(International Image Interoperability Framework;トリプルアイエフ)に対応しました。本学で所蔵する貴重書等の高精細デジタル画像をIIIFに対応した画像ビューワーで利用できるようになり、研究・教育等における活用が大変しやすくなりました。ぜひご利用ください。

対応資料

九大コレクションで公開している資料のうち、画像(JPEG)ファイルを持つものが対象になります。

※一部の資料についてはPDFファイルのみの公開となっておりますが、今後IIIF対応していく予定です。
※九大コレクションは2017年12月にIIIFのImage APIに対応しておりましたが、このたびIIIF Presentation APIを実装し、正式対応となりました。

画像の二次利用

画像の二次利用については以下をご覧ください。

資料例

ビューワーの使い方

九大コレクションでIIIF対応した資料には以下のビューワーが表示されています。拡大・縮小・ページ送りなどの基本機能は直感的に操作できるようになっており、その他にも様々な機能があります。

IIIFのメリット

世界中の様々な機関がデジタルアーカイブを構築し、デジタル化した資料をインターネットで公開しています。従来は各機関の画像はそれぞれのサイトに埋め込まれたビューワーで利用する必要がありました。IIIFに対応することで画像はサイトから "解放" され、利用者は自分の好みのビューワーを使って一箇所で世界中のIIIF対応画像を簡単に利用できるようになります。

九大コレクションではUniversal Viewerという汎用的なビューワーを採用していますが、その他にも便利なIIIF対応ビューワーがあります。例えば、Miradorという高機能なビューワーでは、複数の画像を同時に表示・比較したり、注釈(アノテーション)を書き込んだり、彩度・明度の調整を調整したり、といったことが可能です。

【例】次の図は、本学で所蔵している金光明最勝王経第3巻の画像(下図中央)と、フランス国立図書館が公開している敦煌写本画像のなかから同じ箇所(下図左)を、1つのビューワーで同時に表示して比較しているところです。IIIFによって、こういった活用が簡単にできるようになっています。試しに、Miradorのデモサイトを開いて、「+アイテム追加」と書いてあるところに、九大コレクションの画像ビューワーの「IIIFアイコン」(上記画面の右下隅)をドラッグ&ドロップしてみてください。


※画像提供:永崎研宣氏(人文情報学研究所)、http://digitalnagasaki.hatenablog.com/entry/2018/04/09/053545

関連情報

問合わせ先

附属図書館eリソースサービス室リポジトリ係
TEL: 092-642-2342
qir@jimu.kyushu-u.ac.jp

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