明石蔵書

目録

概要

佐伯藩儒明石秋室の漢籍を中心とする旧蔵書。『徐文長文集』(大田南畝旧蔵)等の明版を含み、豊後を代表する儒学者の学識を窺うことができる。
医学部教授遠城寺宗徳(佐伯出身)の仲介により附属図書館に寄贈された。
 

受入概要
昭和19年3月31日寄贈
寄贈者:明石如麿(秋室曽孫)
備品番号:161189~161200
蔵書印:「明石氏之印
分類:旧分類(混排)
文庫ラベル「明石蔵書」

明石秋室(1793-1865)
佐伯藩儒。名は粛、字は雨若、通称は大助、号は秋室のほか、桂山山樵、土甫、青大等。杵築藩士豊田家に生まれたが、のち佐伯藩の明石家を継いだ。詩を矢野毅卿に、書を三浦黄鶴に、画を鏑木雲潭に学んだ。佐伯藩の書物奉行となり、膨大な佐伯文庫の中から幕府へ献書すべき漢籍を選定し、目録を作成するという大任を果たした。自筆本・文書等の関係資料が佐伯市に寄贈されている。

参考文献

Location
貴重書室・準貴重書室(混排)
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