Submitted: 2018-04-23 | Updated: 2022-06-24
奥田八二(1920~2001)は九州大学教養部教授・同部長等を務めたのち、1983年の福岡県知事選挙で当選、3期12年務めた学者・政治家である。
「奥田八二日記研究会」は2016年、日記をはじめとする奥田の資料が九州大学大学文書館に寄贈されたのを機に、研究者・奥田県政関係者等により発足し、日記の翻刻や資料を利用した研究に取り組んでいる。
『奥田八二日記』は奥田の九州大学在職中から書き続けられてきたもので、日々の出来事やそれについての所感などが詳細に綴られている。学者や地方政治家の日記が翻刻され広く公開される例はあまりなく、特に近年のものは他に類を見ない。
本会報では、日記の翻刻をはじめ、会員による研究成果等を掲載し、福岡県の政治史や九州大学史の研究等に貢献することを目指している。