なぜ電子ジャーナルや電子ブックを一度にたくさんダウンロードしてはいけないのですか?

カテゴリ
探す・調べる 資料の利用

電子ジャーナル・電子ブック 利用上の注意

電子ジャーナルや電子ブック等の電子リソースの利用においては、提供元である出版社等が利用規約・利用条件等を定めています。
利用規約等に違反する利用が発生した場合、当該研究室はもとより、大学全体からのアクセスが停止されることがあります。
電子リソースを利用する際は、著作権法や提供元の利用規約・利用条件等を厳守し、適正な利用をお願いします。

主な禁止事項
*下記のような禁止事項によって出版社から停止措置を受けた場合は、当該利用者の利用状況を調査する場合があります。

コンテンツの大量ダウンロード・大量アクセス

機械的にダウンロードすることは規約違反です。
(機械的ダウンロードの例)
・検索ロボット、自動ダウンロードソフトウェア、先読みソフト等による機械的な検索やダウンロード
・クローリング等の機械処理を用いた、サイト上のテキスト等の自動取得

“大量”の範囲については一律に定められているわけではありませんが、たとえ手動であっても、ジャーナルの1号すべての論文をダウンロードするような網羅的・系統的な利用は、提供元から調査対象とされることがあります。
学習・研究を進める上で、必要なダウンロードやアクセスを行うようにお願いします。

文献管理ツール(EndNote, PaperPile, Mendeley, Zotero, Papers ほか)に付属する自動ダウンロード機能の使用ブラウザの先読み機能により、意図しない大量アクセスが行われ、大量ダウンロードとみなされ利用停止となる可能性があります。設定をご確認ください。

※文献管理ツールの自動ダウンロード・アクセス機能
 個人で利用する文献管理ツールの切り替え・移行などを行う際、「全件の論文情報をAuto-Update」等の機能を使用することで、登録済のすべての論文に一斉にアクセスし、不正利用として検知される例が発生しています。また、文献管理ツールとクラウドサービスの連携により、各論文を文献管理ツールに登録するだけでファイルが自動でダウンロードされる例も生じています。
 こうした使用は上記のような禁止事項に抵触する場合がありますので、論文情報のアップデート、およびダウンロードは必要な論文に限り個別に行うこととし、一括処理は行わないでください。

※ブラウザの先読み機能
 ブラウザの先読み機能により、意図せずに、大量アクセス・大量ダウンロードを引起こしてしまうケースが発生しています。
 ブラウザの先読み機能では、ページを閲覧中に、バックグラウンドでページ内のリンクへのアクセスが繰り返されます。そのため、本人は普通に電子ジャーナルを利用していたつもりでも、意図せずに大量アクセス・大量ダウンロードになることがあります。
 以下の設定変更により、ブラウザの先読み機能を無効にすることができます。

Microsoft Edge
[設定]--[Cookieとサイトのアクセス許可]を開き、「Cookieとサイト データの管理と削除」の「ページをプリロードして閲覧と検索を高速化する」をオフにする。

Google Chrome
[設定]--[パフォーマンス]を開き、「速度」の「ページをプリロードする」を開き、「プリロードなし」を選択する。

FireFox
URL 欄に「about:config」と入力してEnterキーを押す。
「注意して進んでください!」という警告ページが表示された場合は、「危険性を承知の上で使用する」をクリックする。
コンフィグ画面の「network.prefetch-next」をダブルクリックして「false」にする。

Safari(Mac)
メニューバーの「Safari」>「環境設定」を開き、「検索」タブの「バックグラウンドでトップヒットを事前に読み込む」のチェックをはずす。

テキスト・データマイニング、生成AIでの利用

電子ジャーナル・電子ブック・データベース等の各コンテンツから取得した情報を用いてテキスト・データマイニングや生成AIでの利用(学習、開発、解析等)については、出版社によって許諾状況や条件、方針が大きく異なります。電子コンテンツから取得したデータをご利用の際は、必ず事前に提供元が提示する利用規約を確認し、規定に則ってご利用いただくようお願いします。

ファイル
サイト内検索