ヨーロッパ製古地図に見るアジア・日本

15世紀の大航海時代の幕開けにより、地球の姿が次第に明らかになるに従い、それまで実態と想像の組合せで描かれてきた古代の世界図が修正されていきます。16世紀後半には、オルテリウスによって大航海時代の成果がアトラス(世界地図帳)に集大成され、アジア、日本もその一角を占めることとなりました。 そして、江戸幕府が鎖国政策をとる17世紀中ごろまでの約1世紀間、ポルトガルやスペイン、オランダなどとの海外交渉が盛んであった時代に、ヨーロッパ製の地図がわが国にももたらされました。

西洋人がどのようにアジア、日本を認識していたか、当時日本の地名がどのように発音されていたのかなど、これらの地図を比較して見ることで様々な情報を読み取ることができます。今回、長沼文庫・桑木文庫ほかに収められたヨーロッパ製古地図の一部をご紹介します。