※ 満席【中央】<先生と読む 90分de名著>遠藤周作『沈黙』

イベント, 伊都 学内
開催日
2025.01.22
開催場所

中央図書館 グループ学習室 3+4(Sky きゅうとコモンズ内)

 

 

強い者も弱い者もないのだ。
強い者より弱い者が苦しまなかったと誰が断言できよう。(新潮文庫版、p294)

人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです。(遠藤周作文学館石碑)

 

人間とは。神とは。信仰とは。
人間の強さと弱さとは。
善と悪とは。
日本とは。日本人とは。
何が沈黙しているのか。

みんなで自由に考える読書会です

<先生と読む>90分 de 名著とは?

図書館は、所属身分や専門分野を超えて、九州大学に所属するすべての人たちが自由に集える貴重な交流場所です。
その立地と理念を活かし、本を読む達人である先生方と共に読むことで、
参加した皆さんが、自身の学びや価値観に何らかの気づきを得られるような内容を目指す読書会です。
今回は、遠藤周作の「沈黙」を取り上げます。

作品と著者について

『沈黙』(1966年)は、遠藤周作が17世紀の日本の史実・歴史文書に基づいて創作した歴史小説。
島原の乱が鎮圧されて間もない江戸時代初期、不屈の精神で知られたフェレイラ教父が棄教したとの知らせを受けたポルトガル人司祭ロドリゴは、真実を確かめるべく日本に潜入。
しかし、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに自身も背教の淵に立たされる。
宗教や思想を超えて、私たちにさまざまな問いを投げかける不朽の名作。
第2回谷崎潤一郎賞受賞作。

遠藤周作(1923-1996)
東京生れ。幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、12歳でカトリックの洗礼を受ける。
慶應義塾大学仏文科卒。フランス留学を経て、1955(昭和30)年「白い人」で芥川賞を受賞。
一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある。
主な作品は『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』等。
1995(平成7)年、文化勲章受章。

【日時】

2025年1月22日(水)16:40-18:10(5限)

【場所】

中央図書館 グループ学習室3+4(Sky きゅうとコモンズ内)

【定員・対象】

定員:15名

小説または映画で知っている方なら、学生 / 教職員どなたでも大歓迎!

【ファシリテーター】

【指南役】鏑木 政彦 先生(比較社会文化研究院)
【案内役】大屋 太亮   (共創学部 4年)
     松瀬 萌々香  (法学府 博士1年)※ 図書館TA(Cuter)
【司会】 仙田 量子 先生(比較社会文化研究院)

【当日の流れ】

  • 作品説明
  • 指南役の先生からの議題提供
  • 案内役の学生からの議題提供
  • みんなで討議
  • まとめ

【参加方法】

※満席になりました。

下記URL、または画面下にある「申し込む」をクリックしてください!
申込フォーム
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/form/book-club-meeting-202501/

 


【お問い合わせ】
中央図書館 利用者サービス課
Tel: 092-802-2481 E-Mail: touservice@jimu.kyushu-u.ac.jp

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