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貝田勝美文庫
目録
概要
九州帝国大学医学部教授、医学部附属病院、生の松原分院長、医学部附属結核研究所長を併任し、胸部疾患の解明、結核の予防・撲滅対策研究に終生を捧げた貝田勝美の旧蔵書及び関連書籍。 大多数が未受入・未整理で3階保存書庫に保管されていた。 「貝田勝美」個人旧蔵書は国内未所蔵資料が多い。 炭鉱、北九州工業地帯を有した福岡県には胸部疾患者が多かった。 昭和10年代~30年代に胸部疾患研究する上で必要な資料が網羅されている。 2016年度に受入・目録登録された。
旧蔵者蔵書印:「貝田蔵書」
文庫印:「貝田蔵書」「九州大学結核研究所図書室」
内訳
「貝田勝美」 個人旧蔵書 (「貝田蔵書」印、「貝田勝美」署名入り本) 368冊
「生の松原結核研究所」 旧蔵書 (「生の松原結核研究所」印、「九州大学結核研究所図書室」印) 178冊
「胸部疾患研究所」旧蔵書 (「胸部疾患研究所」印、「九州大学結核研究所図書室」印) 104冊
「其の他」 (「傷痍軍人福岡療養所」印など) 35冊
貝田勝美(1911-1961) 略歴
昭和9年3月 九大医学部卒業
昭和11年 第3内科に入局し結核菌及び結核症の実験的研究に従事
昭和13年 傷痍軍人福岡療養所(国立福岡療養所前身)設立
結核の早期発見への研究が進みツベルクリン反応検査集団実施される
昭和14年 第3内科助教授(九大内で最年少の助教授)に任じられる
昭和14年4月 九大附属医学専門部が附設され教授を兼任
昭和15年 ツベルクリン、間接撮影実施集団検診が福岡市中学校が学校生徒対象に行われる
昭和20年8月 長崎に原爆が投じられ九大に応急救護班が組織され一員として3ヶ月出張し、長崎市立新興善小学校で診療後、諫早市、大村の海軍病院で診療業務に従事する
昭和27年7月 九州大学教授に任じられ九州大学結核研究所に転じる
昭和33年 同研究所所長に任じられる
昭和35年4月 九州大学胸部疾患研究所と名称変更
昭和35年11月 「結核の予防と治療並びにけい肺結核の治療に関する研究」で西日本文化賞受賞
昭和36年1月17日 急逝
参考文献
「故貝田教授追悼文集」(『九大医報』31-1特集、1961)
貝田勝美『医学者の散歩道』、白水社、1959
「教授訪問記(20)貝田勝美先生の巻」(『九大医報』30-1、1960)
「生ノ松原分院及び医学部附属結核研究所」(『九州大学医学部五十年史』、1953)
「われわれの研究室 九大胸部疾患研究所」(『呼吸と循環』 9-4、1961)
「附属胸部疾患研究施設」(『学内めぐり : 九大学報特別号』 2016)
収録範囲(年代)
1856-1975
配架場所
医学図書館3階保存・文庫
利用注記
医学図書館 資料配置をご覧ください
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