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樋口文庫
目録
概要
八女酒井田の漢学者樋口和堂の旧蔵書。蔵書は経書に留まらず紀行文や兵書等多岐に渡り、伏見版『吾妻鏡』等国書にも見るべきものがある。久留米藩儒本荘 星川(1786-1858)の旧蔵書を多数含む。なお、樋口和堂旧蔵書は1905年開館の私立八女郡図書館にも寄贈されている。2011年12月6日に、樋口家の姻戚で久留米藩士淡河家の旧蔵書(閩版十三經註疏等)が追加寄贈された。
受入
受入日:昭和6年8月31日
数量:
購入分88部513冊
寄贈分200部859冊
昭和8年度追加分1部5冊(『長崎聞見録』昭和8年4月5日寄贈)
平成21年度追加分4部365冊
平成23年度追加淡河蔵書分14部149冊
計307部1891冊
金額:525円(購入分513冊のみ)
納入者:丸善
寄贈者:樋口正作(樋口和堂次男)
文庫印:なし。寄贈分資料に捺された「樋口正作寄贈」印のみ
旧蔵者蔵書印:「樋口」「方外司馬」「鸚鵡舎藏書印」「玄黄洞主」「不動如山」「精禮」「敬孫塾印」「樋口氏圖書印」等
分類:旧分類
「樋口文庫」の文庫ラベル貼付
樋口和堂(1835-1898)
八女郡三河村酒井田の人。幼名は謙吉、後に剛太郎、精鋭と改め、真幸と称す。号は和堂、呉竹庵、玄黄洞主。妻は本荘星川の姪。漢学を高橋嘉遯、安井息 軒、国学を栗原柳庵、兵学を織田武一郎に学んだ。幕末に国事に奔走した後、伏見練兵場教授、久留米藩校明善堂助教、上妻郡下妻郡立上等小学校兼変則中学校 中洲校初代校長を歴任、また敬遜塾(敬孫書院)を開設して郷党の子弟を薫陶した。国民協会系の筑南協会を組織し、筑後地方一帯の選挙干渉を指導した。著 に、「後征西将軍考」「五條氏家譜考証」等。
本荘星川(1786-1858)
八女郡山内村の人。名は謙、一郎と称す。字は孟撝、号は星川、星溪、熊溪、禮憂也斎、鈍窩。久留米藩儒。幼にして高山畏斎に学び、古賀精里に従って東行、昌平黌書生寮舎長となる。帰郷して川崎塾を開設。著に『輔導規範』『学制私議』等。
電子画像
参考文献
- 『稿本八女郡史』福岡県八女郡役所、1917
- 『八女図書館蔵書分類目録』八女図書館、1955
- 大石喜八郎『教学八女100年 : 八女市教育史資料』、1992
- 「忘れられた文庫たち : 中央図書館所蔵幕末明治期漢学者旧蔵書群」(『九州大学附属図書館研究開発室年報』2008/2009、2008)
- 「樋口文庫」(『九州大学百年の宝物』丸善プラネット,2011)
- 貴重文物講習会資料「中央図書館所蔵 近藤文庫について : 幕末明治期漢学者旧蔵書群」
- 「九州大学附属図書館蔵樋口文庫とその旧蔵者樋口和堂について」(『中国文学論集』44、2015)
配架場所
貴重書室・準貴重書室
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