朴庵文庫

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所蔵館 : 中央図書館
  • 点数 : 63部330冊
  • 属性 : 文庫
  • 主な資料種別 : 和本, 漢籍
  • 分野 : 哲学・思想・宗教, 文学・語学

漢学者・平戸藩士森本儀太郎(号朴庵)の儒学関係を中心とする旧蔵書。旧制福岡高等学校に寄贈され、六本松キャンパスの移転により中央図書館に収蔵される。

目録

概要

漢学者・平戸藩士森本儀太郎(号朴庵)の儒学関係を中心とする旧蔵書。旧制福岡高等学校に寄贈され、六本松キャンパスの移転により中央図書館に収蔵される。

受入

受入日・数量
 大正14年10月15日 64部 319冊(寄贈者:橋本洋)
 昭和2年2月16日 『論語集註』3冊(寄贈者:橋本ユク)
 同年3月2日 2部17冊 『四書両家粋意』3冊分追加(寄贈者:橋本ユク)
 昭和17年10月5日 『宋学士文粋』1冊分追加(寄贈者:橋本洋)
 計67部343冊
 汚損による控除:昭和3年10月1日 4部13冊
 計63部 330冊
文庫印:なし。寄贈印のみ
旧蔵者蔵書印:「朴菴藏書
分類:NDC
「朴庵文庫」のラベル添付

森本儀太郎(1838-1888)

平戸藩士森本一成の子として江戸本所に生まれる。名は一徳、字は立功、号は朴庵・敬養斎。市河米庵に書を、朝川同斎・大橋訥庵に漢学を学び、かたわら剣 道・槍術を修行した。平戸に帰国後、御書物掛・御直筆御代筆を命ぜられた。廃藩後に藩職を辞した後は、日宇義塾、日宇小学校、佐世保小学校等で子弟の教育 にあたった。明治21年に授業中に病に倒れ、52歳で没した。

橋本洋氏寄贈考古資料

森本儀太郎との関係は不明だが、朴庵文庫寄贈者の橋本洋氏(佐世保中出身、旧制福高校文甲3卒)は、大正14年9月に玉泉大梁教授の指導の下考古学研究会を設立し、昭和5年設立の玉泉館の基礎を作った。また、世界各国の貨幣や土器等の考古資料を玉泉館に寄贈しており、現在それらは総合研究博物館に所蔵される(総合研究博物館データベース)。

参考文献

  • 徳永繁『日宇郷土史「干海」』干海会、1993
  • 山根泰志「旧制福岡高等学校蔵書」『九州大学附属図書館研究開発室年報』2010/2011
配架場所
準貴重書室(一部資料は貴重書室)
利用注記

中央図書館 資料配置 準貴重書室をご覧ください。

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