東日本大震災から学ぶこと、今の自分にできること

Date
2013.02.13 〜 2013.03.26
開催場所

中央図書館2F常設展示コーナー

今回の常設展示では、本学大学院生物資源環境科学府の学府共通教育プログラム講義、実践型教育「異分野コミュニケーション実践論」の講義成果をご紹介します。
 

東日本大震災から学ぶこと、今の自分にできること
九州大学大学院生物資源環境科学府
学府共通教育プログラム講義 「異分野コミュニケーション実践論」

生物資源環境科学府では、専攻の教育コースでの専門力の強化とともに、キャリア教育および人材育成教育を強く意識した学府共通(副専攻)教育プログラムと して3プログラムを実施しております。特にキャリア教育(学ぶことや研究することの意義を学生自ら考えること)を意識した「生物産業キャリアパス設計教育 プログラム」では、自らの専門性と現場(学外)とをつなげる経験を促す実践型教育に注力しております。

今回の展示では、実践型教育「異分野コミュニケーション実践論」について、本年度の講義成果を紹介させていただきます。
 

講義の特徴


本学大学院生物資源環境科学府と奈良女子大学大学院人間環境科学研究科の多岐にわたる専攻から受講する学生に対する共同開講講義です。6月に両大学の受講 学生が集合し、秋に何かしらの成果発表をするという課題だけ与えられ、企画・運営を行っていくという院生自主協働企画です。企画の意義を考え、行動力を試 され、さらに福岡と奈良という離れた場所で議論・交渉・合意形成等を行うことを通じ、コミュニケーションの本質を学ぶという狙いを持った講義です。

本年度の企画


「東日本大震災から学ぶこと、今の自分にできること」がテーマです。実際に東北を訪問し、(独)防災科学技術研究所(つくば)・石巻専修大学・東北福祉大 学・河北新報・石巻日日新聞・みやぎ観光復興支援センターでレクチャーを受けたり、インタビューさせていただきました。また、未だ傷の癒えない津波被災の 現場を訪問し、何もかもなくした場所に灯る復興への開闢を感じることができました。奈良女子大学および九州大学の大学祭の場を借りて、展示という形で多く の方に事実を伝え、自分や大事な人を守ることを一緒に考えることで、本年度の講義のまとめとしました。

今回、さらに九大図書館において展示をさせていただく機会を得ました。皆様が支援とは、復興とは、そして、守ること、守られることについて考えていただけるきっかけになればと思っております。
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