第62回貴重文物展示「炭鉱札 -法的グレーゾーンの「お金」のようなもの-」

Date
2025.12.09 〜 2025.12.25
開催場所

九州大学 伊都キャンパス 中央図書館3Fエントランスホール

炭鉱札 -法的グレーゾーンの「お金」のようなもの-

 九州大学附属図書館では、本学が所蔵する貴重資料を広く公開するため、毎年、貴重文物展示を開催しています。今年は、付設記録資料館で保存する歴史資料を中心に公開します。
 福岡にはかつて筑豊、三池など全国有数の炭鉱があり、北九州の製鉄などとともに日本の産業の基礎を支えてきました。付設記録資料産業経済資料部門では、前身となる九州大学 石炭研究資料センター時代から、炭鉱に関するたくさんの資料を収集・保存してきました。
 今回の展示は、その中から「炭鉱札」を取り上げます。

炭鉱札

 炭鉱で働く労働者たちには戦前であっても法律により、金銭で賃金を払うように決められていました。しかし実際には、「炭鉱札」というお金のようでお金ではない、不思議な形で賃金の一部が払われます。商品券みたいなものです。明治から大正期の北部九州では、ほぼすべての炭鉱で発行されていたとも言われています。
 会社側にも、労働者側にも、それぞれにとってメリットがあった、この不思議な「炭鉱札」を紹介します。

■ 展示会(12/9~12/25)■

【対  象】一般、高校生、在学生、教職員、その他
【会  期】令和7年12月9日(火)~12月25日(木)
【開場時間】平日:9:00-21:00 / 土日祝日:10:00-18:00
【場  所】九州大学 伊都キャンパス 中央図書館3Fエントランスホール(アクセスマップ
【申  込】申込不要、観覧無料
【主  催】九州大学附属図書館
【共  催】九州大学附属図書館付設記録資料館
 

※できるだけ公共交通機関をご利用ください。
※お車でお越しの方は、守衛所にて、図書館展示「炭鉱札 -法的グレーゾーンの「お金」のようなもの-」にいらした旨、お伝えください。

■ 関連講演会「江戸・明治・大正・昭和と炭鉱札 ―記録資料館の炭鉱札を中心にして」(12/18(木))■


 講演者: 宮地 英敏(附属図書館付設記録資料館 准教授)

※講演は、会場での対面参加に加えて、オンライン同時配信も行います。 

【対 象】一般、高校生、在学生、教職員、その他
【日 時】令和7年12月18日(木)14:50-16:15
【場 所】九州大学 伊都キャンパス 中央図書館4階Sky Cute.Commons(アクセスマップ)※オンライン同時配信あり
【申 込】参加お申し込みはこちら >>(申込〆切 12月15日)、参加無料

お問い合わせ

九州大学附属図書館利用者サービス課サービス企画係
Tel:092-802-2480
E -Mail:touservice@jimu.kyushu-u.ac.jp

チラシ・ポスター ダウンロード

画像をクリックするとチラシ・ポスターがダウンロードできます。


本展示会の経費の一部は九州大学デジタル資料整備事業により皆様からご支援いただきました。心よりお礼を申し上げます。今後とも引き続きご支援をよろしくお願いします。

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