長崎公教神学校旧蔵本

目録

概要

長崎大浦天主堂に隣接した長崎公教神学校(旧羅典神学校・現長崎カトリック神学院)の旧蔵書。明清期天主教漢籍を中心とし、ド・ロ神父製作の版画(通称「ド・ロ版画」,大浦天主堂附属旧羅典神学校が版木を所蔵)10軸も含まれている。

受入概要
昭和13年11月5日購入 64.2円
納入者:長崎公教神学校 岩永正巳氏
蔵書印:「長崎大浦/天主堂/羅甸校印」「聖教學校印」「長崎大浦/天主堂附屬/傳道校印
分類:旧分類
文庫ラベル「長崎公教神学校旧蔵本」

長崎公教神学校
プティジャン神父によって設立。大浦天主堂に隣接して建てられた初代校舎(ド・ロ神父設計)は、旧羅典神学校として国の重要文化財に指定された。1989年に長崎カトリック神学院に改称。蔵書は散逸し、長崎大司教館のほか、長崎県立長崎図書館(現在長崎歴史文化博物館に移管)、純心女子短期大学図書館、福岡サン・スルピス大神学院図書館、九州大学附属図書館に所蔵されている。

参考文献

  • 平岡隆二「長崎の印章」『長崎歴史文化博物館研究紀要』5、2011
  • 『幕末明治期における明清期天主教関係漢籍の流入とその影響に関する基礎的研究』(文部科学省科学研究費補助金、代表・柴田篤、1991-1992年度)1993
  • 中島政利『福音伝道者の苗床 : 長崎公教神学校史』1977
  • カトリック長崎大司教区編『旅する教会』1977
配架場所
貴重書室・準貴重書室
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