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※九大コレクションでは、タイトルは「The John Lossing Buck Library Selected Bulletins. Volume [1～151の巻次]」に統一し、個々の報告書のタイトルは「目次」に記載。

概要

バック文庫（The John Lossing Buck Library）は、米コーネル大学で蒐集されたおよそ5,000 部の、農業経済学に関係する報告書を151冊に製本したものからなり、コーネル大学から米国経済文化会議に移されたのちに、J. L. Buck (1890-1975)とA. B. Lewis両博士の好意並びに岩片磯雄教授の斡旋により農学部に寄贈されたものである。
日本の農業経済学の発展に対するBuck博士の最初の構想を記念し、Lewis博士快諾のもと、バック文庫と名付けられた。
アメリカの各大学ないし試験場ならびに農務省の農業経済に関する研究報告の集大成であり、アメリカの農業経済学の発展をあとづける多くの歴史的な文献が含まれていることも、特徴の１つである。

受入

主な資料種別： 洋書 
分野： 農業経済学
受入： 昭和36年
数量： 151冊 
備品番号： 5604-5754
分類： バック文庫//[巻次]
装備： 表紙の裏にはコーネル大学の蔵書票が添付
寄贈者：岩片磯雄

John Lossing Buck（1890–1975）

アメリカ合衆国ニューヨーク州ダッチェス郡出身。コーネル大学卒業。
中国の農村経済を専門とする農業経済学者であり、著作に、“Land Utilization in China: Statistics”，“Chinese farm economy”がある。

参考文献

• 岩片磯雄「バック文庫（The John Lossing Buck Library）」『図書館情報』3(11),1967\